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とある出会いの一例

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私にはまだ直接会ったことはないですが、もう1年以上メールのやりとりをしている友人がいます。きっかけは Amazon のマーケットプレイスでの売買でした。

オークション等で欲しい品を買ったり、不要品を売ったりといった経験をお持ちの方は多いと思います。その際、取引相手とのやりとりが発生しますが、そのやりとりを定型文で済ますといった人も多いのではないでしょうか。私は定型文というのがいかにも作業っぽくてあまり好きではないので、相手が業者でない場合はなるべく一言、二言この商品が欲しい理由、手放す理由等を添えてやりとりします。大抵は完全スルーされますが、中には同じく一言、二言返してくださる方もいます。それでも普段より1〜2回やりとりが増える程度で終わってしまいますが...。

ところが前述の友人(以下、Mさん)とは馬が合うのか、取引が終了してから1年以上経つというのに今もって続いています。今ではメールだけでなく、Mさん秘蔵の映像作品を頂戴したり、こちらからは我が家でとれた野菜やリンゴを送ったりといった関係にまで発展しました。世代も大分離れているのですが、一つの商品を介して意気投合できたのです。

なかなか見ず知らずの人と関係を発展させるのは難しいものです。そもそもオークション等での売買では欲しい品を得、不要品を処分できればいいわけで、友人を作ることが目的という人はまずいないでしょう。ですから取引が終了すれば「はい、さよなら」です。しかし、購入する側はもちろんですが、手放す側も元々は欲しくて買ったものです(中には転売目的の人もいますが)。ここにお互いの趣味が共通するかもしれないという接点が生じます。それがマニアックな、もといディープ(同じか)な品であればあるほど可能性は高まります。もしかしたら良き友人となるかもしれない、そんな可能性を秘めているのです。

ただ、いまのご時世です。何かしらの犯罪に巻き込まれるといった可能性も否定できませんので、取引後もやりとりを続ける場合は、十分に注意が必要です。複数回のやりとりを通して相手が信用できるか人物かどうか判断することです。もしかしたら相手も同じように自分を見極めているのかもしれません。

ちなみに私の得た友人Mさんは、JAZZ 界ではその名を知られたヴィブラフォン奏者でした。現実の人脈からは到底辿り着けない人です。聞けば私の添えた一言に返事をせずにはいられなかったとのこと。人生の先輩でもあるMさん。共通の趣味の話題では、ご自身の体験やどこにも転がっていないようなお話しをしてくださり、とても勉強になります。私の一言がきっかけとはいえ、この得難い友人との出会いは、何事にも代えられない喜びです。

とある出会いの一例でしたが、世の中どこに出会いが転がっているかわかりません。もしかしたらあなたの身近にも...?

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【Mさんから頂戴した映像作品のごく一部】

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